MIMURA ACCOUNTING NEWS Vol.19
相続税・贈与税の話(1)-贈与税の配偶者控除
制度の概要個人から個人への贈与については、一定控除額を除き高率な税金である贈与税が課税されますが、いくつかその例外(特例)があり、今回の「贈与税の配偶者控除」もそのうちの1つになります。

(1)婚姻期間が20年以上であること。
(2)贈与する財産は居住用不動産またはその取得資金であること。
(3)贈与を受けた翌年3月15日までに居住(取得)すること。
(4)その後も引き続き居住する見込みであること。
(5)以前にこの特例の適用がないこと。… 生涯1回のみ
(6)贈与税の申告をすること。…戸籍謄本などの添付書類必要
つまり、「長年苦楽を共にした配偶者(妻)に今まで築き上げた財産の一部を分ける。」場合に、贈与税が免除(非課税)されることになります。
贈与の金額
贈与税の配偶者控除の限度額は、最高2,000万円でありますので、基礎控除60万円と合せて、2,060万円まで贈与税が免除(非課税)されることになります。
具体例
2,100万円の居住用土地建物を贈与
